Jul 20, 2009 14:47
14 yrs ago
English term
where everything is so cheap
English to Japanese
Art/Literary
Poetry & Literature
"What a beautiful day!" Leo blubbered. "She has already arrived *where everything is so cheap.* Did you see the Lord?
『ブリキの太鼓』の翻訳チェックも皆様のおかげさまで、第一部はほぼ終了に近づきました。これが最後、あるいは最後からいくつか目の質問になると思います。オスカルの母親が死んだ後の埋葬の場面で、sheは、オスカルの母親です。文字通りの意味は「何でも安いところ」ですが、天国? を「何でも安いところ」と呼ぶのも変な気がします。何か裏の意味は隠れてないものでしょうか?
この台詞を言っているLeoも少し変わった人物で、この前に
I had heard of Leo, I knew that one sunny day while he was still at the seminary, the world, the sacraments, the religions, heaven and earth, life and death had been so shaken up in his mind that foreever after his vision of the world, though mad, had been radiant and perfect. Leo Schugger's occupation was to turn up after funerals -- and no one could pass away without his getting wind of it...とあります。
『ブリキの太鼓』の翻訳チェックも皆様のおかげさまで、第一部はほぼ終了に近づきました。これが最後、あるいは最後からいくつか目の質問になると思います。オスカルの母親が死んだ後の埋葬の場面で、sheは、オスカルの母親です。文字通りの意味は「何でも安いところ」ですが、天国? を「何でも安いところ」と呼ぶのも変な気がします。何か裏の意味は隠れてないものでしょうか?
この台詞を言っているLeoも少し変わった人物で、この前に
I had heard of Leo, I knew that one sunny day while he was still at the seminary, the world, the sacraments, the religions, heaven and earth, life and death had been so shaken up in his mind that foreever after his vision of the world, though mad, had been radiant and perfect. Leo Schugger's occupation was to turn up after funerals -- and no one could pass away without his getting wind of it...とあります。
Proposed translations
(Japanese)
2 +1 | 苦労の無い世界/あくせくする必要の無い世界 | cinefil |
3 +1 | お金にわずらう必要のない世界 | Mitch Suzuki |
3 | 何でも安く手にはいる | Yumico Tanaka (X) |
Proposed translations
+1
11 hrs
Selected
苦労の無い世界/あくせくする必要の無い世界
cheap=金銭に捕われる必要は無いかとおもいます。
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Note added at 13時間 (2009-07-21 03:58:47 GMT)
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『ブリキの太鼓』はきわめて厄介な作品だ。かと言ってつまらない作品というわけではない。むしろかなりおもしろい作品だと僕は思う。
しかしあまりに大量に現われるメタファーがどんな意味をもつかが、まったくわからないときがあり、そのせいで非常にもどかしい気分になってしまうのだ。
おもしろいのに意味がわからない。しかしそれでいて、この作品がかなりすごい作品というのだけはわかってしまう。非常に困ってしまう。
http://blog.goo.ne.jp/qwer0987/e/a6fac466696877bad4f8187c6e4...
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Note added at 13時間 (2009-07-21 03:58:47 GMT)
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『ブリキの太鼓』はきわめて厄介な作品だ。かと言ってつまらない作品というわけではない。むしろかなりおもしろい作品だと僕は思う。
しかしあまりに大量に現われるメタファーがどんな意味をもつかが、まったくわからないときがあり、そのせいで非常にもどかしい気分になってしまうのだ。
おもしろいのに意味がわからない。しかしそれでいて、この作品がかなりすごい作品というのだけはわかってしまう。非常に困ってしまう。
http://blog.goo.ne.jp/qwer0987/e/a6fac466696877bad4f8187c6e4...
Peer comment(s):
agree |
Paul Makino (X)
9 hrs
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Thanks a lot.
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2 KudoZ points awarded for this answer.
Comment: "有難うございました。ちょっと意訳しすぎかなという気もしないではないのですが、何故か一番ひきつけられました。"
+1
2 hrs
お金にわずらう必要のない世界
この話をほとんど知らないのですが,死人は生前ケチだったような議論があったと思うので,私ならこのような皮肉を込めた言葉ととります.
4 hrs
何でも安く手にはいる
いくら文学翻訳とはいえ、そんなに翻訳者が意訳しなければならないなんておかしな話で、翻訳の領域を越えてしまうのは翻訳といえなくなるのではないかと
懸念します。
ここではSOが SO~THATの構文と考えて安く手に入るとしましたが
それ以上言葉を変えなければならない翻訳をするのも
原作者の表現力を翻訳者が見限っているようなかんじがして、
ちょっとどうかと思います。
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Note added at 8 hrs (2009-07-20 23:40:55 GMT)
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たしかにHumbirdさんがおっしゃるようにSo thatのThatは見えませんが
それは隠れている暗黙の了解だろうと察し、「とても」という意味で解釈しました。
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Note added at 8 hrs (2009-07-20 23:42:23 GMT)
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翻訳チェックの場合はどの程度原文の翻訳を変えてリライトすることができるんでしょうか?
懸念します。
ここではSOが SO~THATの構文と考えて安く手に入るとしましたが
それ以上言葉を変えなければならない翻訳をするのも
原作者の表現力を翻訳者が見限っているようなかんじがして、
ちょっとどうかと思います。
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Note added at 8 hrs (2009-07-20 23:40:55 GMT)
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たしかにHumbirdさんがおっしゃるようにSo thatのThatは見えませんが
それは隠れている暗黙の了解だろうと察し、「とても」という意味で解釈しました。
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Note added at 8 hrs (2009-07-20 23:42:23 GMT)
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翻訳チェックの場合はどの程度原文の翻訳を変えてリライトすることができるんでしょうか?
Peer comment(s):
neutral |
humbird
: ???これはSO~THATの構文ではないと思いますが...それと質問者は翻訳をしているのではなく、翻訳チェックをしているのでは?
4 hrs
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翻訳チェックですね。
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Discussion
つい最近は「ひとつの文節はかならずひとつの文節で」とか厳しい規制のついたテクニカルっぽいもののクライエントからの翻訳をしていたので、ちょっと頭の切り替えが追いつかなかったようです。
それにしても、この原文はとくに読者の推測、いわば腹芸をたよるようなものだという気がします。「雪国」や「春琴抄」を翻訳された偉大なかたがたはすごいなあ、といまさらながら感じ入る次第です。
原文理解への努力は、チェックの段階でも翻訳段階と全く同レベルに、またはそれ以上に必要だと思います。元の訳をどこまで活かすかの方向付けは、原文がわかるまで見えてきません。
直訳でないものをみな何でもかんでも「意訳のしすぎ」だと早合点する人もいますので、「意訳のしすぎ」という曖昧な表現は、翻訳のよしあしを語る場では無益なのではないでしょうか。意訳とは、原文の意を「汲んで」訳すことですから、意訳すればするほど原文に忠実になるともいえます。(訳者が原文を知ろうともせずに、自分の「意のままに訳す」のであれば、それは翻訳でさえもありませんから。)
「意訳のしすぎ」だと感じたときは、原文にどんな意味があって、訳例はどうはずれているのか、を具体的に説明する方が建�
彼女が逝ったことに正の感情をもっているのならば「苦労の無い世界」、負の感情を持っているのなら「(苦労せずに何でも容易に入手できる)全てが安っぽい世界」。この時点でレオがどのような宗教観を持っているのかによると思います。